シャンプーの配合成分
シャンプーの配合成分は、成分表で確認することができますが、20~40種類程度の化学物質名が並んでおり、それそれがどんな目的で配合されているのか、そしてどのような性質があるのか、全てわかる人は専門家以外いないでしょう。
もしすべての配合成分を把握したとしても、そのシャンプーが自分の頭皮や髪に、どんな好影響や悪影響があるのか、推測するのはもっと難しいでしょう。
それでも全ての成分を把握したい人は、その成分名で検索してみるといいでしょう。
ここでは、一般的なシャンプーに配合されている成分を解説します。
・洗浄剤(界面活性剤)
シャンプーの第一目的は髪や頭皮の汚れを落とすことですから、そのために陰イオン(または非イオンや両イオン)界面活性剤が配合されています。界面活性剤は水にも油にも親和性があり、水に溶けない皮脂や汚れを分子で包み込み、水に溶けるようにすることで、水で洗い流すことができるという優れた物質です。もっとも一般的な高級アルコール系、最近人気のアミノ酸系、そして石鹸系などの界面活性剤が主流です。
・目的成分
シャンプーの目的に応じて、その効果を出すために、さまざまな成分が配合されています。例えば、保湿成分、ダメージ補修成分、頭皮の環境を整える成分、フケを抑える成分、頭皮の血行を良くする成分、などです。
・コーティング剤
髪の皮(キューティクル)に吸着して、髪の摩擦を減らして指通りを良くしたり、髪のツヤを出したり、紫外線から保護したり、などの目的でコーティング剤が配合されています。シリコンや陽イオン界面活性剤がその例です。
・溶解補助剤
エタノール、プロピレングリコール、グリセリンなど、温度差などで粘性が変化したり結晶が析出したり、凍結したりするのを防ぐために添加されます。
・増粘剤
塩化ナトリウム、 塩化アンモニウム 硫酸ナトリウムなど、シャンプーの粘度を上げます。
・PH調整剤
クエン酸、グルコン酸、コハク酸、炭酸カリウムなど、シャンプーのPH(酸性・アルカリ性の程度)を適切に調整します。
・香料
植物性香料、動物性香料、合成香料など、シャンプーに香りをつけるものです。
・着色料
シャンプーの色を向上させるために着色料を配合する場合があります。パールのような光沢を見せる成分などもあります。
・防腐剤
パラベンやフェノキシエタノールなど、シャンプーが腐らないようにするものです。防腐剤に良いイメージを持っていないかもしれませんが、腐って細菌が繁殖したシャンプーを使ってしまうより全然安全です。
・酸化防止剤
BHTやトコフェロールなど、シャンプーの酸化や腐敗を防ぎます。
